理事長挨拶
わが国では、医療提供システムの構築過程で、まず、量的な整備に力が注がれてまいりました。この点に関しましては、地域偏在等の問題を一部残しながらも一応の成果をあげてきたように思われます。
この間、高齢化の進展、疾病構造の変化、医療技術の進歩等により、医療に求められるものが、高度化、多様化してまいりました。また、近年では、社会そのものの構造の変化により、国民の保健医療に対する関心や要求がますます高まっています。
このような状況下で、医療システムヘの要請においては、量的に整備すること以上に質的に保証することが強調されるようになり、国民に対して医療提供に関する正しい情報を提供していくことと、良質な医療提供を推進し確保していくことが、重要な課題となっています。
当機構は、医療機関の第三者評価を行い、医療機関が質の高い医療サービスを提供していくための支援を行うことを目的としています。第三者機関による医療機能評価は、日本においてはほとんど実績のない未知な分野であったため、検討を要する課題・問題がいまだ山積しており、本事業の定着には容易ならぬものがあります。しかしながら、同時に、日本の医療水準の向上のために、是非とも成功させなければならない重要な事業であります。今後とも、より一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
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